「遺産相続弁護士 柿崎真一」がはじまります
「遺産相続弁護士 柿崎真一」
平成28年7月7日より、三上博史さん主演の「遺産相続弁護士 柿崎真一」が始まります。
平成28年4月期にも、松本潤さん主演の「99.9-刑事専門弁護士-」や竹野内豊さん主演の「グッドパートナー 無敵の弁護士」といった、弁護士を題材とするドラマがありましたが、遺産相続に携わる弁護士にスポットをあてたドラマは初めてのような気がします。
弁護士を題材としたドラマはあまり見ないのですが(最近だと見たのは「リーガルハイ」くらいです)、今回のドラマは、自分の仕事ともかなり近いところにあるようですので、来週から見てみたいと思います。
ちなみに、いまのドラマでは、「真田丸」が面白いです。
遺産相続にはドラマのような話が多い
今回のドラマは、遺産相続がテーマです。
実際にも遺産相続にはドラマのような話はたくさんありますので、興味深い話がたくさん描かれることを期待しています。
仕事がら相続問題に接していると、相続問題というのは家族の問題であり普遍的な問題であると感じます。
家族の悩みは、経済的な成功や社会的地位とは関係なく、誰しもが多かれ少なかれ感じている問題だと思います。そして、この悩みが遺産相続をきっかけに、大きなすれ違いとなって現れると、相続問題として先鋭化するのだと思います。
法廷シーンがない
今回のドラマでは、法廷シーンがないようです。
実際に弁護士が相続事件を取り扱う場合、裁判所を利用しないで解決することもなくはないのですが、多くの場合は、裁判所を利用します。
遺産分割事件の場合、まずは家庭裁判所の「調停」手続を利用します。
「調停」手続は、お互いの合意のしどころを探るという手続きですので、いわゆる法廷シーンで白黒つけるというのとは少しイメージが違います。
調停手続を行う部屋も、裁判所ではありますが、法廷ではなく普通の会議室のようなところですし、法服を着た裁判官もいません。
通常は、2人の調停委員が担当しますし、当事者同士が顔を合わせないことも珍しくありません。
このように、調停手続自体はドラマにするには地味な気がしますので、法廷シーンがないというのは納得ですし、それ以外での見せ場に期待したいと思います。
横浜が舞台
今回のドラマの舞台は横浜ということです。
ドラマには出てきませんが、横浜で遺産分割事件を行う場合には、「横浜家庭裁判所」で行います。JRの関内駅と石川町駅の間にあります。
http://www.courts.go.jp/yokohama/about/syozai/yokohamakatei/index.html
一方、家事事件以外を取り扱う裁判所は「横浜地方裁判所」です。こちらは、みなとみらい線の日本大通り駅のすぐ近くにあります。
http://www.courts.go.jp/yokohama/about/syozai/yokohamatisai/
横浜地方裁判所は、目の前が「日本大通」で、よくドラマやCM撮影に利用されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%80%9A
一方の横浜家庭裁判所は、だいぶ雰囲気が違います。